遊び方・ルール
神経衰弱は、裏向きに並べた札を 2 枚ずつめくり、同じ数字の 2 枚をそろえて取っていくトランプのゲームです。めくった札は全員が見るので、自分の番でなくても札の位置を覚えておくのが勝つための鍵になります。このページでは 2〜4 人で、ジョーカーを除いた 52 枚を使います(メニューで枚数を減らしたり、ジョーカーを入れたりできます)。[1][3]
札をよく混ぜ、全部を裏向きにして、重ならないように並べます。このページでは卓の中央に格子の形で並べ、52 枚なら 9 列 × 6 段(最後の段は 7 枚)になります。並べた札は、局の終わりまで動かしません。[1][3]
自分の番では、まず好きな札を 1 枚めくって表を全員に見せ、続けてもう 1 枚めくります。[1][3]
2 枚が同じ数字ならそろいです。マークや色は問いません(♠5 と ♥5 もそろいます)。そろった 2 枚は自分のものになり、続けてもう一度 2 枚めくれます。そろい続けるかぎり、何度でも続けられます。[1][3]
2 枚の数字が違えば、2 枚を元の位置に伏せて、次の人の番です。伏せる前に全員が 2 枚を見られるので、その位置と数字を覚えておきます。[1][3]
場の札が全部取られたら終わりです。取った札の枚数が一番多い人の勝ちです。1 位の人が同じ枚数で並んだときは、このページでは引き分けにします(全員を勝ちとする資料もあります)。[1][3]
最初にめくる人は、局ごとに無作為に決めます。そこから順番にめくります(赤・緑・黄・青の順)。
ローカルルールとこのページの設定
神経衰弱には地域や家庭ごとのローカルルールがたくさんあります。このページでは、よく使われる次の 3 つをメニューで選べます。[1]
札の枚数: 札を減らして遊ぶこともあります。このページでは 52 枚(A〜K)のほか、40 枚(A〜10)と 24 枚(A〜6)を選べます。数字の範囲で減らすので、どの数字も 4 枚ずつのままです。札が少ないほど 1 局が短く、スマホでも札が大きく表示されます。
ジョーカー: ジョーカーを 2 枚入れ、2 枚がそろったら、ふつうの 2 倍の得点にする遊び方があります。このページでジョーカーを入れると、ジョーカーの 2 枚が 1 組になり、取ると 2 組分の 4 枚に数えます。ジョーカーはほかの札とはそろいません。[1]
色もそろえる: 数字だけでなく色(赤か黒か)も同じでないとそろわない遊び方です。♠7 と ♣7、♥Q と ♦Q はそろいますが、♠7 と ♥7 はそろいません。そろう相手が 1 枚に減るので、難しくなります。英語版 Wikipedia は、この遊び方を標準として説明しています。[1][4]
このほか、4 枚全部の数字がそろわないと取れない「4 枚神経衰弱」、3 枚ずつめくる遊び方、途中で札を混ぜ直す遊び方、制限時間を付ける遊び方などもありますが、このページには入れていません。[1]
操作
最初に、3D の表示の右(画面の幅が狭いときは下)の欄で、人数(2〜4 人)・札の枚数・ジョーカー・そろう条件を選び、次に遊び方を選びます。「CPU と対戦」の初級・中級・上級では、あなたが赤の席で、ほかの席は CPU がめくります。「この端末で 2 人で遊ぶ」(数字は選んだ人数)では、1 台の端末を交代で使います。伏せた札は誰にも見えないので、交代のたびの幕はありません。
「友達と対戦(URL を送る)」では、ルームの URL を送って一緒に遊べます。人が足りないときは「空いている席を CPU にして始める」で、空いた席を CPU に任せられます。接続が切れたままの人の席も CPU が代わりにめくります。3 人以上の対局では「投了」の代わりに「抜ける(CPU に任せる)」があり、抜けた人の席も CPU がめくります。観戦している人は、CPU がめくっている席や、接続が切れた人の席に入って続きを遊べます。
自分の番には、伏せた札を押すとめくれます。1 枚目の札は表のまま縁が光ります。2 枚目がそろわなかったときは、2 枚を 1.5 秒ほど表のまま見せてから伏せます。そろった 2 枚は、取った人の前の山に動きます。
卓の手前に自分の山、奥に相手の山が並び、名札に席の色と取った枚数を表示します。手番の人の名札は枠が光ります。卓をドラッグすると視点が少し回り、右上の「斜めから」「真上から」で視点を切り替えます。札の並びは、画面の向きや大きさを変えても変わりません。
3D の表示の右(画面の幅が狭いときは下)の「ボタンで操作」の欄にも、同じ並びの札のボタンがあります。段は奥から A・B・C…、列は左から 1・2・3…です。キーボードでは矢印キーで札を移り、Enter キーかスペースキーでめくります。欄には、席ごとの取った枚数と直前の手も表示します。3D の表示が使えない端末でも、このボタンだけで遊べます。
CPU は、めくられた札を覚えて打ちます。初級はすぐ忘れ、中級はしばらく覚えていて、上級はほとんど忘れません。めくった札は全員が見ているので、1 手戻すは使えません。
コツ
- まだ見ていない札からめくる: 1 枚目は、まだ誰もめくっていない札にします。その数字の札の位置を覚えていれば、2 枚目でそろえられます。
- 2 枚目で新しい札を見せない: 1 枚目の相手の位置が分からないとき、2 枚目に位置を知っている札をめくると、相手に新しい札を見せずに番を終えられます。2 人の研究では、この手が多くの局面で得になると示されています。
- 相手がめくった札も覚える: そろわなかった 2 枚は、全員が見たあとで元の位置に伏せられます。自分の番でないときも、表になった札の数字と位置を覚えておきます。
- 場所で分けて覚える: 卓を右上・左下のようないくつかの区画に分けて、「右上の 2 段目に 7」のように覚えると、思い出しやすくなります。
- 同じ数字は 4 枚ある: 52 枚では、どの数字も 4 枚あります。2 枚を取った後も、同じ数字の札がまだ 2 枚残っています。
名前と歴史
精選版 日本国語大辞典は、トランプの神経衰弱を「カードを全部裏面に伏せ、二枚ないし四枚ずつをめくり、数字あわせを競う遊び」とし、名前は「神経がいらいらするところから」付いたと説明しています。神経衰弱はもともと病名(神経の疲れを表す医学の言葉)です。「真剣衰弱」と書くのは誤りです。[1][2]
英語では Concentration(集中)と呼ぶほか、イギリスでは Pelmanism とも呼びます。Pelmanism は、1890 年代に始まり、ロンドンの Pelman Institute が通信教育で教えた記憶の訓練法の名前です。トランプの解説サイトの Pagat は、日本ではこの遊びを Shinkei-suijaku と呼ぶと紹介しています。[3][4][5]
アメリカでは、この遊びをもとにしたテレビのクイズ番組「Concentration」が、1958 年から 1973 年まで NBC で放送されました。[6]
数学の研究の題材にもなっています。1993 年の論文は、2 人が場の札を全部覚えている場合の最善のめくり方を求め、1 枚目の相手の位置が分からないときに、2 枚目を知っている札にする手が多くの局面で得になることを示しました。このページの上級の CPU は、この考え方を、4 枚ずつ同じ数字がある 52 枚と 3〜4 人の場合に広げて計算した表を使っています。[7]
出典
- Wikipedia「神経衰弱 (トランプゲーム)」(日本語版)(新しいタブで開きます)
- コトバンク「神経衰弱」(精選版 日本国語大辞典ほか)(新しいタブで開きます)
- Pagat「Pelmanism」(英語)(新しいタブで開きます)
- Wikipedia「Concentration (card game)」(英語版)(新しいタブで開きます)
- Wikipedia「Pelmanism (system)」(英語版)(新しいタブで開きます)
- Wikipedia「Concentration (game show)」(英語版)(新しいタブで開きます)
- Uri Zwick, Michael S. Paterson「The Memory Game」(Theoretical Computer Science, 1993)(新しいタブで開きます)
よくある質問
何人で遊べますか?
2〜4 人です。人数はメニューで選びます。CPU と対戦するときは、あなたが赤の席で、残りの席を CPU がめくります。友達対戦では、人が足りない席を CPU に任せて始められます。
ジョーカーはどう扱いますか?
メニューでジョーカーを入れると、2 枚のジョーカーが並びます。2 枚のジョーカーをそろえると 1 組になり、取った枚数は 2 組分の 4 枚に数えます。ジョーカーはほかの札とはそろいません。
色もそろえるルールで遊べますか?
遊べます。メニューの「そろう条件」で「同じ数字で同じ色」を選ぶと、数字と色(赤か黒か)の両方が同じ 2 枚だけがそろいます。♠と♣、♥と♦がそれぞれ同じ色です。
CPU はどのくらい強いですか?
CPU は、めくられた札の位置を覚えてめくります。初級はすぐ忘れ、覚えていても隣の札と取り違えることがよくあります。中級はしばらく覚えています。上級はほとんど忘れず、2 枚目に知っている札をめくって新しい札を見せない手も使います。
先にめくる人が有利ですか?
2 人が場の札を全部覚えている場合の研究では、先にめくる人と後の人の差は 1 組にも満たないほど小さいとされています。このページでは、最初にめくる人を局ごとに無作為に決めます。
なぜ「神経衰弱」という名前なのですか?
精選版 日本国語大辞典は「神経がいらいらするところから」この名前が付いたと説明しています。神経衰弱はもともと神経の疲れを表す病名です。英語では Concentration や Pelmanism と呼びます。
対局の統計の送信
対局の始まりと終わり、友達対戦の接続の成否、3D 表示の失敗などを、このサイトのサーバーへ送っています。どのゲームが最後まで遊ばれているか、どの端末で表示や接続に失敗しているかを調べて、不具合の修正とゲームの改良に使います。送らない場合は、下のスイッチを切ってください。
送信する情報
ゲームの種類、遊び方(CPU 戦・この端末で交代・1 人用・友達対戦)、CPU の強さ、対局の設定(五目並べとチェッカーのルール・ルドーとダイヤモンドゲームと大富豪と七並べと神経衰弱とババ抜きの人数・大富豪と七並べとババ抜きの回数)、結果、手数、対局時間の区分、友達対戦の接続の成否と再接続の回数、3D 表示の失敗と描画の速さの区分、端末の種類(スマホかどうか・メモリとコア数の区分)、ブラウザと OS の種類。
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