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坊主めくり

坊主めくりは、百人一首の絵札(読み札)100 枚だけを使い、順番に 1 枚ずつめくって札を集める遊びです。殿の札は手元に置き、坊主の札が出たら持ち札を全部場に出し、姫の札が出たら場の札をもらいます。2〜4 人で、CPU と対戦するか、URL を送って友達と遊べます。

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遊び方・ルール

坊主めくりは、地方や家庭によって細かいルールが違います。このページでは次のルールで遊びます。メニューで変えられるところは、下の「蝉丸・天皇・姫のローカルルール」で説明します。[2][3]

2〜4 人で遊びます。百人一首の読み札(歌人の絵が描かれた札)100 枚をよく切り、伏せて 1 つの山にします。読み手は必要ありません。[1][3]

赤から始め、時計回りの順に山から 1 枚ずつめくります。めくった札の歌人によって、次のようにします。[2][3]

  • 殿(男性の歌人): めくった人が、自分の前に表にして置きます。これが持ち札になります。
  • 坊主(僧の歌人): めくった人は、それまでの持ち札を全部と、その坊主の札を、場(卓の中央)に出します。
  • 姫(女性の歌人): めくった人は、場に出ている札を全部と、その姫の札をもらいます。
  • 蝉丸と天皇・院: 初期設定では、蝉丸は坊主と同じ、天皇・院は殿と同じです。
めくった札ごとの、札の動き方です。殿は持ち札に加わり、坊主は持ち札をすべて場へ出させ、姫は場の札をすべて持ち札に加えます。

山の札が無くなったら終わりです。持ち札の一番多い人の勝ちです。1 位が同じ枚数で並んだときは引き分けです。最後に場に残った札は、誰のものにもなりません。[2][3]

蝉丸・天皇・姫のローカルルール

蝉丸は、かるたによって頭巾をかぶった姿で描かれたものと、坊主の姿で描かれたものがあり、坊主に数えるかどうかが分かれます。このページでは、メニューの「蝉丸をめくったとき」で次の 4 つから選べます。初期設定は「坊主と同じ」です。[1][3][4]

  • 坊主と同じ: 持ち札を全部と蝉丸の札を場に出します。
  • 殿と同じ: 蝉丸の札を手元に置きます。
  • 1 回休み: 蝉丸の札を手元に置き、次の自分の番を 1 回休みます。
  • ほかの人の持ち札を場へ: 蝉丸の札を手元に置き、ほかの全員の持ち札を全部場に出させます。

天皇・院の札には、もう 1 枚めくれる、全員の持ち札と場の札をもらえる、などのルールがあります。このページでは、メニューの「天皇・院をめくったとき」で「殿と同じ」(初期設定)か「手元に置いて、もう 1 枚めくる」を選べます。天皇・院として扱うのは名前に天皇・院が付く 7 人で、女性の持統天皇は姫として扱います。[2][4]

姫の札でもう 1 枚めくれるルールもあります。このページでは「姫をめくって場に札が無ければ、もう 1 枚めくる」を有効にできます。[2][3][4]

このほかに、山を 2〜3 つに分けて好きな山からめくる、弓矢を持つ武官の札で隣の人の持ち札をもらう、蝉丸を引いた人をその場で最下位にする、などの遊び方があります。このページでは扱いません。[3][4]

絵札の区分(100 枚)

このページの札は、殿 66 枚(天皇・院 7 枚と、名前に入道が付く 2 枚を含む)・姫 21 枚・坊主 12 枚・蝉丸 1 枚です。坊主は、名前に法師・僧正が付く 12 人です。[1]

坊主の枚数は、かるたの絵によって違います。蝉丸を坊主の姿で描いたかるたでは 13 枚になり、名前に入道が付く 2 人(76 番・96 番)も坊主の姿で描いたかるたでは 15 枚になります。このページの札は自作の絵で、入道の 2 人は殿の姿です。[1]

区分ごとの歌人(数字は歌番号):

  • 坊主(12 枚): 8 喜撰法師・12 僧正遍昭・21 素性法師・47 恵慶法師・66 前大僧正行尊・69 能因法師・70 良暹法師・82 道因法師・85 俊恵法師・86 西行法師・87 寂蓮法師・95 前大僧正慈円
  • 姫(21 枚): 2 持統天皇・9 小野小町・19 伊勢・38 右近・53 右大将道綱母・54 儀同三司母・56 和泉式部・57 紫式部・58 大弐三位・59 赤染衛門・60 小式部内侍・61 伊勢大輔・62 清少納言・65 相模・67 周防内侍・72 祐子内親王家紀伊・80 待賢門院堀河・88 皇嘉門院別当・89 式子内親王・90 殷富門院大輔・92 二条院讃岐
  • 天皇・院(7 枚。殿として扱う): 1 天智天皇・13 陽成院・15 光孝天皇・68 三条院・77 崇徳院・99 後鳥羽院・100 順徳院
  • 蝉丸と入道: 10 蝉丸(初期設定では坊主と同じ)・76 法性寺入道前関白太政大臣・96 入道前太政大臣(どちらも殿として扱う)

このページでの操作

メニューで人数(2・3・4 人)と、蝉丸・天皇・姫の札の扱いを選んでから、遊び方のボタンを押します。「CPU と対戦」の初級・中級・上級では、あなたが赤で、ほかの席は CPU がめくります。めくる札は運で決まるので、強さによる差はありません。「この端末で 4 人で遊ぶ」(数字は選んだ人数)では、1 台の端末を交代で使います。

自分の番になったら、盤の下の「めくる」を押すか、山の一番上の札を押します。めくった札は卓の中央に大きく表示され、歌人の名前と区分(殿・坊主・姫など)が表示された後、持ち札や場へ動きます。

3D 表示の右(画面幅が狭いときは下)の「ボタンで操作」の欄でも、「札をめくる」でめくれます。この欄には、直前にめくった札と起きたこと、各色の持ち札の枚数、場と山の枚数、山に残っている坊主と姫の枚数が表示されます。この欄を使うと、3D 表示が使えない端末でも、キーボードだけでも遊べます。

ドラッグで視点を回せます。マウスのホイールかピンチ操作で拡大・縮小できます。3D 表示の右上の「斜めから」「真上から」で視点を切り替えられます。めくった札は戻せないので、「1 手戻す」はありません。

友達対戦では、「友達と対戦(URL を送る)」を押し、表示された URL を参加する人に送ります。ルームを作った人は赤で、URL を開いて「参加する」を押した人は、空いている席に着きます。全員がそろう前に「空いている席を CPU に任せて始める」を押すと、空いている席は CPU が担当します。3 人以上の対戦では「投了」の代わりに「抜ける(CPU に任せる)」があり、抜けた人の席は CPU が担当します。接続が切れた人の番は、切れてから 45 秒たつと CPU が代わりにめくります。

勝つためのコツ

  • めくる札は運で決まり、めくる順番による有利・不利もほとんどありません。4 人・初期設定のルールで 20 万回の対戦を計算すると、どの席も 1 位になる割合は 24.5〜25.0% でした。
  • 1 位の人は、100 枚のうち平均 65 枚ほどを持って終わります(同じ計算)。坊主と姫が出るたびに札がまとめて動くので、山の最後の数枚まで順位が入れ替わります。
  • 坊主は 12 枚、姫は 21 枚です。山が少なくなったら、「ボタンで操作」の欄で、山に残っている坊主と姫の枚数を見ると、この先に持ち札が動く見込みが分かります。
  • 天皇の「もう 1 枚めくる」や、姫の「場が空ならもう 1 枚」を有効にしても、席による差はほとんど変わりません(同じ計算で 24.4〜25.0%)。蝉丸の「ほかの人の持ち札を場へ」は、1 枚で順位が大きく入れ替わる設定です。

坊主めくりの起源と歴史

坊主めくりを誰がいつ考えたかは分かっていません。江戸時代に遊ばれていたことを示す資料は見つかっておらず、明治時代以降に考えられた遊びとする見方があります。[1]

文献で最も古い例とされるのは、坪内逍遥の小説『妹と背かがみ』(1886 年)に出てくる「僧骨牌起(ぼうずおこし)」です。挿絵には、取り札ではなく歌人の絵のある読み札が並んでいます。宮川春汀の絵「小供風俗」(1896 年)には、子どもの遊びとして「坊主起し」が描かれています。[1]

小倉百人一首は、藤原定家が選んだとされる、100 人の歌人の和歌を 1 首ずつ集めたものです。読み札には歌と歌人の姿が描かれ、坊主めくりはこの読み札だけを使います。歌を覚えていなくても遊べるので、小さな子どもも一緒に遊べます。[1][5]

出典

  1. 吉海直人『「坊主めくり」の謎』(同志社女子大学 教員によるコラム、2015 年)(新しいタブで開きます)
  2. 浜島書店『遊び方の種類 - 坊主めくり』(生徒の広場 百人一首)(新しいタブで開きます)
  3. 大石天狗堂『百人一首の「坊主めくり」って、何?って話』(かるたニュース)(新しいタブで開きます)
  4. PolygonDrill『百人一首かるた 坊主めくりの遊び方』(新しいタブで開きます)
  5. Wikipedia(日本語版)『小倉百人一首』(新しいタブで開きます)

よくある質問

坊主めくりは何人で遊べますか?

このページでは 2〜4 人で遊べます。初期設定は 4 人です。CPU と対戦するか、1 台の端末を交代で使うか、URL を送って友達と遊べます。実物の札では、もっと多い人数でも遊べます。

坊主の札は何枚ありますか?

このページの札では 12 枚です。名前に法師・僧正が付く 12 人の歌人が坊主です。蝉丸を坊主に数えると 13 枚になり、名前に入道が付く 2 人も坊主の姿で描いたかるたでは 15 枚になります。

蝉丸をめくったらどうなりますか?

決まったルールはありません。坊主と同じに扱うことが多く、このページの初期設定も坊主と同じです。メニューで、殿と同じ・1 回休み・ほかの人の持ち札を場へ、からも選べます。

姫の札は何枚で、めくるとどうなりますか?

21 枚です。姫をめくった人は、場に出ている札を全部と、その姫の札をもらいます。場に札が無いときにもう 1 枚めくるルールもあり、このページではメニューで有効にできます。

天皇の札にはどんなルールがありますか?

殿と同じに扱うのが基本です。もう 1 枚めくれる、全員の持ち札と場の札をもらえる、などのルールもあります。このページでは「殿と同じ」か「手元に置いて、もう 1 枚めくる」を選べます。天皇・院として扱うのは名前に天皇・院が付く 7 人で、女性の持統天皇は姫として扱います。

最後に場に残った札はどうなりますか?

誰のものにもなりません。山の札が無くなった時点の持ち札の枚数で勝ち負けを決めます。1 位が同じ枚数で並んだときは引き分けです。

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