遊び方・ルール
ジョーカーを除いたトランプ 52 枚を使います。札を置く場所は、場札の 8 列、フリーセル 4 つ、組札 4 つです。52 枚は最初に全部表で場札に配り、左の 4 列が 7 枚、右の 4 列が 6 枚になります。[9][10]
場札では、列の一番上の札の上に、1 つ小さい数で色(赤・黒)の違う札を重ねます。たとえば黒の 8 の上には、赤の 7(ハートかダイヤ)を重ねられます。動かせるのは各列の一番上の札です。[9][10]
フリーセルは、どの札でも 1 枚だけ置ける置き場所です。列の一番上の札をフリーセルに置き、そこから場札の上・空いた列・組札へ動かせます。[1][9]
札がなくなった列には、どの札でも置けます。K しか置けないクロンダイクとは、ここが違います。[1][9]
組札は、マークごとに A から K まで 1 つずつ大きい数を重ねていく置き場所です。組札はホームセルとも呼ばれます。空いた組札には A を置き、その上に同じマークの 2、3 と順に重ねます。フリーセルの標準のルールでは、組札に置いた札は場札に戻せません。このページでも戻せませんが、「1 手戻す」で手ごと戻すことはできます。[1][10]
52 枚を全部組札に上げたらクリアです。このページでは、動かせる手がなくなっても自動では負けにしません。「1 手戻す」で戻って別の手を試すか、「あきらめる」で終えるかを選べます。[9]
一度に動かせる枚数
札は 1 回に 1 枚ずつ動かすのが本来のルールです。ただし、空いたフリーセルと空いた列に 1 枚ずつ移していけば、並んだ札をそのまま別の列へ運べます。このページでは、列の一番上から続く並び(色違いで 1 つずつ小さい数の札)を、まとめて 1 手で動かせます。[1][9]
まとめて動かせる枚数は、空いたフリーセルの数に 1 を足し、空いた列が 1 つあるごとに 2 倍した数です。たとえば空いたフリーセルが 2 つ、空いた列が 1 つなら、(2 + 1)× 2 = 6 枚です。空いた列へ動かすときは、行き先の列を空いた列に数えないので、同じ場合は 3 枚までです。[1][9]
動かせる枚数より多い並びは、まとめて動かせません。空いたフリーセルと空いた列がどちらもないと、1 枚ずつしか動かせなくなります。
組札へ自動で上がる札
このページでは、組札へ上げても解けるかどうかが変わらない札を、配った直後と札を動かすたびに自動で組札へ上げます。自動で上がった札は手数に数えません。「1 手戻す」を押すと、その手の後に自動で上がった札も一緒に戻ります。
自動で上がるのは、A と 2 と、反対の色(赤なら黒)の 2 つのマークの組札がどちらもその札より 1 つ小さい数まで上がっている札です。反対の色の 2 つのマークが 2 つ小さい数まで、同じ色のもう 1 つのマークが 3 つ小さい数まで上がっている札も上がります。どちらの札も、組札から戻せないルールでは、上げても解けるかどうかが変わらないことが確かめられています。[1][2]
列の札が全部、奥ほど大きい数の並びになると、残りの札は順に自動で組札へ上がり、クリアになります。
問題の番号・難しさと解けない問題
フリーセルは、ほとんどの問題に全部の札を組札に上げる手順があります。調べられている範囲では、解けない問題は約 8.4 万に 1 つです。[3]
問題の番号(ほかのソフトでは「ゲーム番号」とも呼ばれます)は 1〜1,000,000 で、多くのフリーセルのソフトで共通に使われている番号の付け方に合わせています。同じ番号を入れれば、ほかのソフトや友達と同じ問題で遊べます。この付け方の 1〜1,000,000 の中で解けないと知られている問題は、番号 11982・146692・186216・455889・495505・512118・517776・781948 の 8 つです。このページでも番号を入れて始められますが、始めたときに「この問題は解けないことが知られています」と表示します。無作為の問題と今日の問題には、この 8 つを使いません。[1][10]
運営者がこのページの解き手(プログラム)で番号 1〜32,000 の問題を調べたところ、番号 11982 を除く 31,999 問で手順が見つかりました。このときは、調べる局面の数の上限をヒントより大きくしました。番号 11982 は、たどれる局面を全部(61,643 通り)調べても手順がありませんでした。
このページの難しさは、解くのに必要なフリーセルの数で決めています。この数は、問題の難しさを客観的に測る方法として Michael Keller が挙げているものです。フリーセルが 1 つ以下で解ける問題を「易しい」、2 つ必要な問題を「ふつう」、3〜4 つ必要な問題を「難しい」としました。[1]
番号 1〜32,000 の問題(番号 11982 を除く 31,999 問)を、このページの解き手で分けた結果は、易しいが 6,036 問(18.9%)、ふつうが 18,989 問(59.3%)、難しいが 6,974 問(21.8%)でした。解き手は調べる局面の数に上限を設けていて、上限までに手順が見つからなかった問題は、必要な数が多い側に数えました。そのため「難しい」の約 5% は、フリーセルが 2 つあれば解ける問題です。同じ理由で、「ふつう」と「難しい」の中には、フリーセルが 1 つあれば解ける問題が少なくとも 250 問あります。難しさが表示されるのは、番号 1〜32,000 の問題だけです。
今日の問題は、日本時間の日付ごとに決まり、その日に遊ぶ人は全員が同じ札の並びで始めます。番号 1〜32,000 の問題(番号 11982 を除く)から選ばれるので、メニューに難しさも表示されます。
このページでの操作
メニューで「問題の選び方」(「今日の問題」、難しさの「易しい」「ふつう」「難しい」、「無作為の問題」、「番号を入れる」)を決めてから、「配って始める」を押します。「番号を入れる」では、1〜1,000,000 の整数を入れます。
札は、ドラッグで置きたい場所まで運ぶか、札を押して光らせてから置きたい場所を押して動かします。列の一番上から続く並びの途中の札を押すと、その札から上をまとめて動かします。光らせた 1 枚の札をもう一度押す(ダブルクリックする)と、組札へ上げられる札は組札へ動きます。組札へ上げられない場札の札は、空いたフリーセルへ動きます。
まとめて動かせる枚数より多い並びを動かそうとしたときは、盤の上に今まとめて動かせる枚数を表示し、札を元の位置に戻します。「1 手戻す」は何手でも戻せます。3D 表示の右(画面幅が狭いときは下)にある「ヒント」を押すと、今の局面から勝てる手順を探し、最初の 1 手を「ヒント」の下に文で表示して、動かす札を盤で光らせます。調べ尽くして勝てる手順がないと分かったときは、そのことを表示します。調べる局面の数には上限があり、上限までに手順が見つからなかったときは「この局面から勝てる手順は見つかりませんでした」と表示します(勝てる手順がないとは限りません)。
「ヒント」の下には、今動かせる手が「組札へ上げる」「フリーセルへ置く」「場札へ動かす」に分けてボタンで並び、押すとその手のとおりに札が動きます。今まとめて動かせる枚数も表示します。これらのボタンを使うと、3D 表示が使えない端末でも、キーボードだけでも遊べます。
クリアすると、手数と時間、この端末での記録(勝率・連勝・最短の時間・最少の手数)が表示されます。手数は、まとめて動かした手を 1 手と数え、自動で組札へ上がった札は数えません。今日の問題では、その日に挑戦した人数・クリアした人の割合と、手数と時間で上位何 % かも表示されます。結果のカードの URL を送ると、受け取った人も同じ問題で遊べます。
勝つためのコツ
- 空いたフリーセルと空いた列は、できるだけ埋めずに残します。空いた列が 1 つあると、まとめて動かせる枚数が 2 倍になります。
- A と 2 が奥にある列から先に札を動かします。小さい数の札が組札へ上がると、ほかの札も自動で上がりやすくなります。
- 空いた列に、急いで K を置かないようにします。K はほかの札の上に重ねられないので、空いた列に置くと、その列を再び空けにくくなります。
- フリーセルを使い切る前に、長い並びを作れるかを確かめます。空いたフリーセルと空いた列がどちらもなくなると、1 枚ずつしか動かせなくなります。
フリーセルの起源と歴史
全部の札を表にして配り、1 枚だけ置ける置き場所を使う 1 人遊びは、フリーセルより前からあります。1968 年 6 月、Martin Gardner は『Scientific American』の連載で、C. L. Baker から教わった 1 人遊びを紹介しました。Gardner は名前を知らなかったので「Baker's Game」と呼び、今もこの名前で呼ばれています。場札を同じマークで重ねる点だけがフリーセルと違います。[1][4]
フリーセルを初めてコンピュータで作ったのは、イリノイ大学の医学生だった Paul Alfille で、大学の教育用コンピュータ PLATO で動かしました。年は 1978 年とする資料と、1970 年代半ばとする資料があります。Alfille は、名前は自分で付けたと思うと話しています。[1][5][6]
PLATO でこの遊びを知った Jim Horne が MS-DOS 版と Windows 版を作り、Windows 95 から家庭向けの Windows に標準で付いて、広く遊ばれるようになりました。Windows 版は問題に 1〜32,000 の番号を付けていて、同じ番号を選べば誰でも同じ問題で遊べました。番号の範囲は、2001 年の Windows XP で 1〜1,000,000 に広がりました。この番号の付け方は、Horne が札を配る手順のコードを示して掲載を認め、Michael Keller が公開したので、ほかの多くのソフトでも、同じ番号なら同じ札の並びになります。[1][6][7]
1994 年 8 月、Dave Ring はインターネットで参加者を募り、32,000 の問題を 100 ずつ分けて人の手で解きました。1995 年 4 月に終わったとき、解けなかったのは番号 11982 の問題だけでした。2018 年までに Theodore Pringle と Shlomi Fish が約 86 億の問題を調べ、解けない問題は 102,075、約 8.4 万に 1 つでした。[1][3][8]
出典
- Michael Keller『FreeCell -- Frequently Asked Questions (FAQ)』Solitaire Laboratory(新しいタブで開きます)
- Charlie Blake, Ian P. Gent『The Winnability of Klondike Solitaire and Many Other Patience Games』Journal of Artificial Intelligence Research 85(2026 年)(新しいタブで開きます)
- Shlomi Fish『Report: The solvability statistics of the Freecell Pro 4-Freecells Deals』(2018 年)(新しいタブで開きます)
- Martin Gardner『Mathematical Games』Scientific American 218 巻 6 号(1968 年)(新しいタブで開きます)
- Dennis Cronin『Interview with Paul Alfille』Freecell.net(2000 年)(新しいタブで開きます)
- Ellen Kaye『One Down, 31,999 to Go: Surrendering to a Solitary Obsession』The New York Times(2002 年)(新しいタブで開きます)
- Michael Keller のサイト Solitaire Laboratory に掲載されている、Jim Horne の札を配るコード(mshuffle.txt)(新しいタブで開きます)
- Chris Plante『Unbeatable』The Gameological Society(2012 年)(新しいタブで開きます)
- Wikipedia(英語版)『FreeCell』(新しいタブで開きます)
- Wikipedia(日本語版)『フリーセル』(新しいタブで開きます)
よくある質問
フリーセルは無料で遊べますか?
無料で遊べます。会員登録やアプリのインストールは必要ありません。ブラウザ上の 3D 表示で、難しさか番号で選んだ問題と、今日の問題で遊べます。
一度に何枚まで動かせますか?
空いたフリーセルの数に 1 を足し、空いた列が 1 つあるごとに 2 倍した枚数まで、まとめて動かせます。空いたフリーセルが 2 つ、空いた列が 1 つなら 6 枚です。空いた列へ動かすときは、行き先の列を数えないので、同じ場合は 3 枚です。
フリーセルは必ず解けますか?
必ずではありませんが、ほとんどの問題は解けます。調べられている範囲では、解けない問題は約 8.4 万に 1 つです。番号 1〜1,000,000 の中では、番号 11982 など 8 つの問題が解けないと知られています。
問題の番号とは何ですか?
最初の札の並びを決める番号です。このページの番号は、多くのフリーセルのソフトで共通に使われている番号の付け方に合わせています(1〜1,000,000)。同じ番号を入れれば、ほかのソフトや友達と同じ問題で遊べます。番号 11982 は、この付け方で解けないと知られている問題です。メニューの「番号を入れる」で番号を入れてから始めます。
難しさはどう決めていますか?
解くのに必要なフリーセルの数で決めています。1 つ以下で解ける問題が「易しい」、2 つ必要な問題が「ふつう」、3〜4 つ必要な問題が「難しい」です。番号 1〜32,000 の問題を運営者がこのページの解き手で分けたので、難しさが表示されるのはこの範囲の問題だけです。解き手が調べる局面の数の上限までに手順が見つからなかった問題は多い側に数えたので、「難しい」の約 5% は 2 つで解けます。
ソリティア(クロンダイク)と何が違いますか?
全部の札が最初から表で見えていることと、札を 1 枚だけ置けるフリーセルがあることが違います。山札はありません。空いた列にはどの札でも置けますが、組札に置いた札は場札に戻せません。札が全部見えているので、運で決まるのは最初の札の並びだけです。
今日の問題とは何ですか?
日本時間の日付ごとに決まる問題で、その日に遊ぶ人は全員が同じ札の並びで始めます。クリアすると、その日に挑戦した人数とクリアした人の割合、自分の手数と時間が上位何 % かが表示されます。
記録はどこに保存されますか?
記録(勝率・連勝・最短の時間・最少の手数)は、この端末のブラウザにだけ保存します。今日の問題の成績は、挑戦した人数と分布を出すために当サイトのサーバーへ送信しますが、手順と時間そのものは記録しません。ページの下部の「ゲームの統計を送る」をオフにすると、今日の問題の成績も送信しません(詳しくはプライバシーポリシーをご覧ください)。
ゲームの統計の送信
ゲームの始まりと終わり、友達対戦の接続の成否、3D 表示の失敗などを、当サイトのサーバーへ送信しています。どのゲームが最後まで遊ばれているか、どの端末で表示や接続に失敗しているかを調べて、不具合の修正とゲームの改良に使います。送信しない場合は、下の「ゲームの統計を送る」をオフにしてください。
送信する情報
ゲームの種類、遊び方(CPU 戦・この端末で交代・1 人用・友達対戦)、CPU の強さ、ゲームの設定(五目並べとチェッカーのルール、ルドー・ダイヤモンドゲーム・大富豪・七並べ・神経衰弱・ババ抜き・坊主めくり・百人一首かるたの人数、大富豪・七並べ・ババ抜きの回数、ルドーのコマの数と早く終わるルール、ソリティア(クロンダイク)のめくる枚数と問題の選び方、フリーセルの問題の選び方)、結果、手数、所要時間の区分、友達対戦のルームを作った画面(メニューか、対局の結果の表示か、「新しい URL で招待し直す」か)、友達対戦の接続・観戦・席に入る操作の成否と再接続の回数、3D 表示の失敗と描画の速さの区分、ページを開いてから 3D 表示が始まるまでの時間の区分(始まる前にページを離れた・ほかのタブやアプリに切り替えたときは、そのことと、それまでの時間の区分)、そのときの回線の速さの区分(ブラウザが推定したもの)、ページのプログラムをブラウザのキャッシュ(以前に開いたときに保存されたもの)から読み込んだ割合の区分(全部・一部・なし)、読み込みの失敗の種類、端末の種類(スマホかどうか・メモリとコア数の区分)、ブラウザと OS の種類、ページを開くたびに作り直す識別子(保存しません)。
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ルーム ID、席トークン、選んだ手と盤面(ソリティアとフリーセルの今日の問題をクリアしたときは、クリアを確かめるために手順と時間を送りますが、確かめた後は記録しません)、ヒットアンドブローの数、GPU の機種名、ページの URL。IP アドレスは送信回数を制限するためにメモリ上で使うだけで、記録しません。送信先は当サイトのサーバーだけで、外部の事業者には提供しません。記録は 30 日で削除します(ソリティアとフリーセルの今日の問題の人数の集計は 60 日)。
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