世界の遊び工房Ryusei Games

リバーシ

8×8 の盤で、相手の石を自分の石ではさんで裏返し、最後に石が多いほうが勝ちです。打てるマスには印が出ます。CPU と対戦するか、URL を送って友達と対戦できます。

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遊び方・ルール

盤は縦と横が 8 マスずつの 64 マスで、石は片面が黒、もう片面が白の円盤です。最初に、中央の 4 マスに黒と白の石を 2 つずつ斜めに置きます。黒が先手、白が後手で、1 つずつ交互に打ちます。このページでは、マスの位置を列の a〜h(左から右)と行の 1〜8(上から下)で表します。最初の配置は、d4 と e5 に白、e4 と d5 に黒です。[10][11]

最初の配置。点の付いた 4 マス(d3・c4・f5・e6)が、黒が 1 手目に打てるマスです

自分の番には、空いているマスに自分の石を 1 つ置きます。置けるのは、置く石とすでにある自分の石とで、相手の石を縦・横・斜めのどれかの向きに一直線にはさめるマスだけです。はさんだ相手の石は、すべて裏返して自分の色にします。[10][11]

はさめるのは、置いた石の隣から相手の石が切れ目なく続き、その先の最初のマスに自分の石がある列です。途中に空きマスがある列は返りません。最初に当たった自分の石より先は見ないので、自分の石を飛び越えて返すことはありません。2 つ以上の向きではさめたときは、すべての向きの石を返し、一部だけを残すことはできません。返った石から、さらに別の石が返ることもありません。[1][11]

黒が c3 に打つと、縦の c4 と、斜めの d4・e5 の 3 つが返ります。横の b3 の白は、その先の a3 が空きマスなので返りません

相手の石をはさめるマスが 1 つも無いときは、パスになり、相手が続けて打ちます。打てるマスが 1 つでもあるときは、パスはできません。パスが何回続いてもかまいません。このページでは、パスは自動で行われます。[10][11][12]

黒が h3 に打った後の局面。白には黒をはさめるマスが無いのでパスになり、黒が続けて打ちます

両者とも打てるマスが無くなったら、対局は終わりです。盤が全部埋まったときのほか、どちらかの色の石が盤から無くなったときや、空きマスが残っていても両者とも打てないときも終わります。盤の上の石が多いほうの勝ちで、同じ数なら引き分けです。[2][10][11]

このページの結果には、盤の上の石の数をそのまま出し、空きマスが残ったときはその数を添えます。大会の公式戦では、空きマスを勝った側の石に数え、引き分けは 32 対 32 と記録します。どちらの数え方でも、勝ち・負け・引き分けは同じです。[12][14]

このページでの操作

盤の右(画面の幅が狭いときは盤の下)の欄で遊び方を選びます。「CPU と対戦」の初級・中級・上級のボタンでは、あなたが先手(黒)になります。後手(白)で始めるときは、その下の「後手(白)で始める(中級)」を押します。「この端末で 2 人で遊ぶ」では、1 台の端末で黒と白を交互に打ちます。

「友達と対戦(URL を送る)」を押すとルームができ、URL が表示されます。「URL をコピー」でコピーして相手に送ります(スマホなどでは「共有」も使えます)。相手が URL を開いて「参加する」を押すと対局が始まり、ルームを作った人が先手(黒)、参加した人が後手(白)になります。終局後は「先手と後手を入れ替えてもう一局」で次の局を始められます。相手の接続が切れたまま 2 分たつと、「CPU に交代して続ける」で続きを CPU と打てます。

3D の盤では、マウスを打てるマスに重ねると薄い石が出て、そこに置くと返る石が黄色の輪で囲まれます。そのままクリックすると置けます。スマホなどのタッチ操作では、1 回目のタップで同じ表示が出て、同じマスをもう一度タップすると置けます。打てないマスは押しても何も起きません。

盤をドラッグすると視点を回せ、マウスのホイールか 2 本の指で拡大・縮小できます。盤の右上の「斜めから」「真上から」で視点を切り替えます。盤の手前の枠に列の a〜h、左の枠に行の 1〜8 が書いてあります。後手で遊ぶときも、盤は回さずに同じ向きで表示します。

打てるマスには小さな点の印が出ます。印は、盤の右(画面の幅が狭いときは盤の下)の欄の「打てる場所に印を出す」のチェックを外すと消えます。この設定はお使いのブラウザに保存され、次に開いたときも同じ表示になります。友達対戦の相手の画面には影響しません。同じ欄の「ボタンで打つ」の表でも打てます。表は上が行 1、左が列 a で、押せるのは打てるマスだけです。キーボードでは矢印キーでマスを移動し、Enter キーで置きます。

石を置くと、はさんだ石が置いた石に近い順に裏返ります。OS の設定で画面の動きを減らしているときは、動かさずにすぐ裏返します。盤の左下には黒と白の石の数が出ます。直前に置いた石には橙色の輪が付き、「ボタンで打つ」の表の下に直前の手(例: 黒 f5)と返した石の数が出ます。パスがあったときは、盤の左下の石の数の横に「白はパス(打てる場所がありません)」のような帯が少しの間出て、表の下にも、パスになった人が次に打つまで残ります。

CPU 戦と「この端末で 2 人で遊ぶ」では、「1 手戻す」で手を取り消せます。CPU 戦では、あなたが最後に打った手の前まで戻し、その後の CPU の手も取り消します。あなたがパスして CPU が続けて打った手も、まとめて戻ります。「もう一度」で新しい対局を始め、「投了」で負けを認めて対局を終えます。「遊び方を選び直す」を押すと、遊び方を選ぶ画面に戻ります。

勝つためのコツ

  • 隅(a1・h1・a8・h8)を取ります。隅の石は、どの向きにも両側からはさまれないので、一度置けば最後まで返りません。隅から辺に沿って切れ目なく続く自分の石も、もう返りません。
  • 隅が空いているうちは、隅の斜め隣のマス(b2・g2・b7・g7)に打たないようにします。そこに自分の石があると、相手がその石をはさんで隅に打てるようになりやすいためです。隅の隣の辺のマス(b1・a2 など)も、同じ理由で打つ前に確かめます。
  • 序盤と中盤は、石を多く返すことより、相手の打てるマスを減らすことを考えます。石を多く返すと、空きマスに接する自分の石が増え、相手がそれをはさんで打てるマスが増えます。
  • 相手の打てるマスが、隅の斜め隣のように打ちたくないマスだけになるように進めると、相手はそこに打つしかなくなります。打てるマスを 1 つも無くせば、相手はパスになり、あなたが続けて打てます。
  • 終盤、空きマスがいくつかの区画に分かれたら、空きマスの数が奇数の区画に先に打ちます。その区画で交互に打ち続ければ、最後の 1 マスは自分が打つことになり、相手はその区画では打ち返せません。

リバーシの起源と歴史

盤の上の石をはさんで裏返す遊びは、19 世紀後半の英国で考えられ、1888 年に「リバーシ」(Reversi)の名前で商品になりました。英国の週刊誌『The Saturday Review』の 1886 年 8 月 21 日号は、この遊びを「Reverses」という題で紹介しています。チェッカー(ドラフツ)の盤と、片面が黒(または赤)でもう片面が白の石 64 枚を使い、5 分で覚えられて、1 局は 15 分ほどとしています。隅を取るのが最もよく、隅の隣の 3 マスはふつう避けるべきだが例外もある、とも書いています。[1][5][6]

考案者については、資料によって書き方が違います。1890 年に Lewis Waterman の公認で出た解説書『Reversi and Go Bang』は、説明する遊びを、Jaques & Son が出した Waterman の考案のものとしています。見た目も名前もよく似た「Annexation, or Reversi」もあるが、規則の出来と書き方が違う、とも書いています。一方、John W. Mollett は、十字形の盤で遊ぶ「Annexation」を 1870 年に考案したと主張していました。Michael Keller は、Waterman の主張は当時の新聞の記事と手引書で裏付けられるとしています。[2][3]

1890 年の解説書のルールは、今と 2 つの点で違います。最初の 4 枚は置いた状態から始めるのではなく、黒と白が交互に、中央の 4 マスの好きな所に置きました。また、64 枚の石を 32 枚ずつに分けて持ち、自分の石を使い切ったらそれ以上は打てませんでした。打てないときは相手が続けて打つこと、はさんだ石を全部返すこと(以前は返すかどうかを選べたと注記があります)、石が多いほうの勝ちで同じ数なら引き分けであることは、今と同じです。1886 年の記事は、最初の 4 枚は斜めに置いても並べて置いてもよく、両者とも打てなくなったら引き分けとしていました。[1][2][5]

日本では明治時代に「レバルシー」(裏返し)の名前で紹介されました。1907 年(明治 40 年)の『世界遊戯法大全』は「裏返へし(レヴアルシー)」の名前で、欧米で流行している遊びとして紹介しています。この本は、1870 年に英国のモレット氏が考え、当時は「附け足し」(Annexation)という名前で盤も十字形だったと書いています。赤と黒の厚紙の駒 64 個を使い、中央に 2 つずつ斜めに置いて始め、盤が一杯になったら数えて多いほうの勝ちとしていて、四隅が最も安全だという心得も載せています。日本リバーシ協会は、この本のルールは今のリバーシそのものだとしています。その後、日本では「源平碁」の名前で売られたこともありました。[4][5][6]

日本では 1973 年に「オセロ」という商品名で発売され、爆発的な人気になりました。「オセロ」は登録商標で、このページでは一般的な名前の「リバーシ」を使っています。長谷川五郎氏は、1945 年 9 月に茨城県水戸市で原形を考えたと書いており、今の販売元のメガハウスも同じ説明をしています。名前は、英文学者だった父の長谷川四郎氏が、シェークスピアの劇『オセロ』から付けました。[6][7][8]

一方で、長谷川氏が 1971 年に出した実用新案の名前は「源平碁」でした。1973 年に雑誌『現代』に書いた記事では、兄が小学生のころに遊んでいた源平碁を原型にして改良しようと考えた、と書いています。『日本大百科全書(ニッポニカ)』は、長谷川氏が 1972 年ごろ、古くから英国にあった似た遊びをヒントに考案したとしています。[6][9]

長谷川氏によると、1973 年 1 月に日本オセロ連盟ができ、4 月 7 日に第 1 回の全日本選手権が開かれました。1977 年 10 月には東京の帝国ホテルで第 1 回の世界選手権が開かれ、日本の井上博氏が優勝しています。[7][10]

今の大会のルールでは、中央の 4 マスに斜めに置いた形から黒が先に打ち、打てるマスがあるときはパスできません。手元の石が無くなったら、相手から渡してもらって打ち続けます。空きマスを残して終わったときは、空きマスを勝った側の石に数えます。日本オセロ連盟は 2014 年 6 月 1 日からこの数え方にしていて、それまでは空きマスを両者で半分ずつに分けていました。[10][11][12][13][14]

1997 年 8 月、米国プリンストンの NEC 研究所で、Michael Buro のプログラム Logistello が世界チャンピオンの村上健氏と 6 局を打ち、6 局とも勝ちました。2023 年 10 月には、滝沢拓己氏が、両者が最善を尽くすと引き分けになることを計算で示したとする論文を公開しています。[15][16]

出典

  1. The Saturday Review『Reverses』(1886 年 8 月 21 日号、Internet Archive)(新しいタブで開きます)
  2. Berkeley『Reversi and Go Bang』(Frederick A. Stokes、1890 年。Lewis Waterman 公認、Internet Archive)(新しいタブで開きます)
  3. Michael Keller『Reversi and its variants』(World Game Review)(新しいタブで開きます)
  4. 松浦政泰 編『世界遊戯法大全』(博文館、1907 年)187〜189 頁「裏返へし(レヴアルシー)」(国立国会図書館デジタルコレクション)(新しいタブで開きます)
  5. 日本リバーシ協会『リバーシの歴史』(1999 年、Internet Archive の保存版)(新しいタブで開きます)
  6. コトバンク『オセロ』(改訂新版 世界大百科事典、日本大百科全書(ニッポニカ)ほか)(新しいタブで開きます)
  7. 長谷川五郎『オセロの歴史』(日本オセロ連盟)(新しいタブで開きます)
  8. メガハウス『オセロ誕生の秘密』(オセロ公式サイト)(新しいタブで開きます)
  9. hi_kmd『日本におけるリバーシの受容と変化。文献記録で見つかるものを中心に。』(紙ブグロ、2021 年)(新しいタブで開きます)
  10. メガハウス『オセロってなに?』(オセロ公式サイト)(新しいタブで開きます)
  11. 世界オセロ連盟『Official rules for the game Othello』(新しいタブで開きます)
  12. 日本オセロ連盟『日本オセロ連盟競技ルール』(新しいタブで開きます)
  13. 日本オセロ連盟『オセロルール改訂について』(2014 年)(新しいタブで開きます)
  14. 世界オセロ連盟『World Othello Championships Rules』(2019 年 9 月版)(新しいタブで開きます)
  15. Michael Buro『The Othello Match of the Year: Takeshi Murakami vs. Logistello』(1997 年)(新しいタブで開きます)
  16. Hiroki Takizawa『Othello is Solved』(arXiv、2023 年)(新しいタブで開きます)

よくある質問

リバーシには、ほかの呼び名がありますか?

日本では、1973 年に発売された商品の名前「オセロ」でもよく知られています。「オセロ」は株式会社オセロの登録商標なので、このページでは 19 世紀の英国から使われている名前「リバーシ」を使っています。日本では明治時代に「レバルシー」(裏返し)の名前で紹介され、その後「源平碁」の名前で売られたこともありました。今の大会のルールでは、中央の 4 マスに斜めに置いた形から黒が先に打ちます。1890 年の解説書のリバーシでは、最初の 4 枚を黒と白が交互に中央の 4 マスの好きな所に置き、各自 32 枚の石を使い切るとそれ以上は打てませんでした。はさんだ石を全部返す決まりは同じです。

打てるマスが無いときはどうなりますか?

パスになり、相手が続けて打ちます。パスが何回続いてもかまいませんが、打てるマスが 1 つでもあるときはパスできません。このページではパスを自動で行い、盤の左下に「白はパス(打てる場所がありません)」のような帯を出し、「ボタンで打つ」の表の下にも、パスになった人が次に打つまで残します。両者とも打てなくなったら、空きマスが残っていても対局は終わりです。

空きマスが残ったまま終わったら、石の数はどう数えますか?

このページは盤の上の石の数をそのまま比べ、結果に空きマスの数を添えます(例: 黒 34・白 29・空き 1)。大会の公式戦では空きマスを勝った側の石に数えるので、この例は 35 対 29 になります。日本オセロ連盟は 2014 年 6 月 1 日にこの数え方に変えていて、それまでは空きマスを両者で半分ずつに分けていました(この例では 34.5 対 29.5)。どの数え方でも、勝ち・負け・引き分けは変わりません。

リバーシに必勝法はありますか?先手と後手のどちらが有利ですか?

滝沢拓己氏が 2023 年に公開した論文は、両者が最善を尽くすと引き分けになることを計算で示したとしています。この結果のとおりなら、先手の黒にも後手の白にも、相手がどう打っても必ず勝てる打ち方(必勝法)は無く、両者が最善を尽くす限り、先手と後手のどちらが有利ということもありません。実戦で勝つための考え方(隅を取る、隅の斜め隣に早く打たない、相手の打てるマスを減らす など)は、このページの「勝つためのコツ」にまとめています。

CPU の強さはどう違いますか?

初級・中級・上級の 3 段階です。初級は先を読まず、返す石が最も多いマスを選ぶことが多く、ときどき打てるマスから無作為に選びます。隅を特に狙わないので、隅を取ることを意識すると勝ちやすくなります。中級は 4 手先まで読み、空きマスが 10 以下になると最後まで読み切って、石の差が最も大きくなる手を選びます。上級は 1 手に最大 1.5 秒ほど使って深く読み、空きマスが 20 以下になると、その時間の中で最後まで読み切ろうとします。CPU の手はお使いの端末のブラウザの中で計算します。

スマホでも遊べますか?登録は必要ですか?

スマホ・タブレット・PC のブラウザで遊べます。無料で、登録やアプリのインストールは必要ありません。3D の表示が使えない端末でも、盤の右(画面の幅が狭いときは盤の下)の「ボタンで打つ」の欄で遊べます。

対局の統計の送信

対局の始まりと終わり、友達対戦の接続の成否、3D 表示の失敗などを、このサイトのサーバーへ送っています。どのゲームが最後まで遊ばれているか、どの端末で表示や接続に失敗しているかを調べて、不具合の修正とゲームの改良に使います。送らない場合は、下のスイッチを切ってください。

送信する情報

ゲームの種類、遊び方(CPU 戦・この端末で交代・1 人用・友達対戦)、CPU の強さ、対局の設定(五目並べとチェッカーのルール・ルドーとダイヤモンドゲームの人数)、結果、手数、対局時間の区分、友達対戦の接続の成否と再接続の回数、3D 表示の失敗と描画の速さの区分、端末の種類(スマホかどうか・メモリとコア数の区分)、ブラウザと OS の種類。

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ルーム ID、打った手と盤面、ヒットアンドブローの数、IP アドレス、GPU の機種名。送信先はこのサイトのサーバーだけで、外部のサービスには渡しません。記録は 30 日で削除します。

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