遊び方・ルール
大富豪は、場に出ている札より強い札を順に出していき、手札を早くなくした順に「大富豪」「富豪」などの階級が付くトランプのゲームです。大貧民とも呼ばれます。このページでは 3 人か 4 人で、ジョーカー 2 枚を入れた 54 枚を使います。[1]
札は全員に 1 枚ずつ配り切ります(4 人なら 13〜14 枚、3 人なら 18 枚)。強さは 3 が一番弱く、4、5 … K、A、2 の順に強くなり、2 より強いのがジョーカーです。マークによる強さの違いはありません。[1][2]
出し方は 3 通りです。1 枚だけ出す、同じ数の札を 2 枚以上まとめて出す、同じマークで数の続いた札を 3 枚以上まとめて出す(階段)のどれかです。前の人が出したのと同じ出し方・同じ枚数で、それより強い札だけを出せます。階段は、出す階段の一番弱い札が、場の階段の一番強い札より強いときだけ出せます。[1][2]
ジョーカーは、組や階段の中ではほかのどの札の代わりにもなり、1 枚だけで出すとどの札よりも強くなります。場に出たジョーカー 1 枚には、もう 1 枚のジョーカーでは勝てません(同じ強さのため)。[1][2]
出せる札が無いときや出したくないときはパスします。一度パスした人は、場が流れるまで出せません。最後に札を出した人以外が全員パスすると場が流れ、場の札は捨て札になります。最後に出した人が次の親になり、好きな出し方で出せます。親はパスできません。[1][2]
手札がなくなった人は上がりです。上がった順に、4 人なら大富豪・富豪・貧民・大貧民、3 人なら富豪・平民・貧民になります。上がった人が最後に出した札で場が流れたときは、その人の次の人が親です。遊んでいる人が 1 人になったら、その回は終わりです。[1]
2 回目からは、配った後に札を交換します。4 人では、大貧民が手札の一番強い 2 枚を大富豪に、貧民が一番強い 1 枚を富豪に渡し、大富豪と富豪は要らない札を同じ枚数だけ選んで返します。3 人では、貧民が一番強い 1 枚を富豪に渡し、富豪が 1 枚を返します。強い札を渡す側の札はこのページが自動で選びます(同じ強さの札は♠・♥・♦・♣の順)。[1][2]
1 回目は♦3 を持っている人が最初に出します。2 回目からは、前の回の最下位の人が最初に出します。[1][2]
このページでは、回数を 3・5・7 回から選び、順位の点(4 人は 1 位から 3・2・1・0 点、3 人は 2・1・0 点)の合計で優勝を決めます。同じ点のときは、最後の回の順位が上の人の勝ちです。
ローカルルール
大富豪には、地域や仲間うちで違う「ローカルルール」がたくさんあります。このページでは、よく知られている 7 つを、メニューのローカルルールの欄で 1 つずつ入れたり外したりできます。最初は反則上がり以外の 6 つが入っています。[1]
- 革命: 同じ数の札を 4 枚以上(ジョーカーを含めてよい)まとめて出すと、数の強さが逆になります(3 が一番強く、2 が一番弱い)。もう一度革命が起きると元に戻ります(革命返し)。ジョーカーは革命中も一番強いままです。階段では起きません。
- 8 切り: 8 を含む札を出すと、その場で場が流れ、出した人が続けて親になります。階段に 8 が入っているときも流れます。ジョーカーを 8 の代わりにしたときは流れません。
- スペ 3 返し: 場にジョーカーが 1 枚だけ出ているとき、♠3 を 1 枚出すとジョーカーに勝ち、場が流れます。しばりの間でも出せます。
- しばり: 同じマークが 2 回続けて出ると、場が流れるまでそのマークしか出せなくなります。2 枚以上の組なら、マークの組み合わせが同じときにしばりになります。ジョーカーはしばりのマークの代わりに使えますが、ジョーカーを含む出し方ではしばりは始まりません。
- 都落ち: 前の回の大富豪(3 人では富豪)より先にほかの人が上がると、前の回の大富豪はその時点で手札を伏せて抜け、その回の最下位になります。
- 11 バック: J を含む札を出すと、場が流れるまで数の強さが逆になります。革命中に出すと、場が流れるまで元の強さに戻ります。
- 反則上がり(最初は入っていません): 2(革命中は 3)・ジョーカー・8(8 切りが入っているとき)を含む札や、革命を起こす出し方で上がると反則になり、下の順位から決まります。
ローカルルールをどれくらいの人が知っているかを尋ねたアンケートでは、8 切りを使っていた・知っていた人が約 9 割、都落ち・スペ 3 返し・しばりが約 8 割で、11 バックは「意外にも低かった」とされています(2017 年、SNS で集めた回答 200 件あまり)。[6]
一般社団法人日本大富豪連盟は、革命・8 切り・都落ち・しばり・スペ 3 返しの 5 つを「五大公式ルール」と呼んでいます。このページの決め方は、資料で確かめられる範囲の、よく使われている形に合わせたものです。[5]
このページでの操作
最初に、3D の表示の右(画面の幅が狭いときは下)の欄で人数(3 人・4 人)・回数(3・5・7 回)・ローカルルールを選び、次に遊び方を選びます。「CPU と対戦」の初級・中級・上級では、あなたが赤の席で、ほかの席は CPU が打ちます。「この端末で 4 人で遊ぶ」(数字は選んだ人数)では、1 台の端末を交代で使います。手番が替わるたびに幕を出し、次の人が幕のボタンを押すと、その人の手札だけが見えます。
「友達と対戦(URL を送る)」では、ルームの URL を送って一緒に遊べます。人が足りないときは「空いている席を CPU にして始める」で、空いた席を CPU に任せられます。途中で抜けた人や、接続が切れたままの人の席も CPU が代わりに打ちます。
自分の手札は卓の手前に並びます。出したい札を押すと持ち上がり、もう一度押すと戻ります。選んだ札で出せるときは、3D の表示の下の「出す」が押せるようになります。場に札があるときは「パス」も押せます。自分の番には、今出せない札を暗く表示します。2 回目からの交換では、大富豪と富豪の人が返す札を選んで「渡す」を押します。
相手の手札は伏せたまま卓の周りに並び、名札に席の色・手札の枚数・前の回の階級・パスや上がりの順位を表示します。手番の人の名札は枠が光ります。革命中・11 バック中・しばりのときは、3D の表示の右上に出ます。卓をドラッグすると視点が少し回り、右上の「斜めから」「真上から」で視点を切り替えます。
3D の表示の右(画面の幅が狭いときは下)の「ボタンで操作」の欄でも、手札のボタンを押して札を選び、「出す」「パス」「渡す」を押せます。キーボードでは Tab キーでボタンを移り、Enter キーかスペースキーで押します。欄には、場の札・直前の手・席ごとの枚数と点・回ごとの順位も表示します。3D の表示が使えない端末でも、このボタンだけで遊べます。
CPU が出した札を見てから打ち直せないように、1 手戻すは使えません。
勝つためのコツ
- 弱い札は親のときに出す: 3〜6 などの弱い札は、場が流れて親になったときにしか出しにくい札です。親になったら、弱い札を組や階段にしてまとめて出しましょう。
- 2・ジョーカー・8 は場を取り返す札: 強い札は、相手の強い札を止めて親になるために取っておき、手札が残り少なくなってから使うと上がりやすくなります。
- 組を崩さない: 同じ数の 2〜3 枚や階段は、1 枚ずつ出すより出す回数が減ります。1 枚出しの場で組の札を崩して出すと、後で出しにくい札が残ります。
- 革命は手札の強さで決める: 強い札が少なく弱い札が多いときに 4 枚の組を出すと、弱い札が強くなります。反対に、2 や A が多いときは革命を起こさない方が有利です。
- 残りの枚数を見る: 誰かの手札が 1〜2 枚になったら、その人に親を渡さないように、強い札を出して場を取りましょう。
大富豪の名前と歴史
大富豪は日本で広く遊ばれているトランプのゲームで、関東では「大貧民」、関西では「大富豪」や「ど貧民」と呼ぶ傾向があるという説があります。[1]
作家の三田誠広によると、学生運動が下火になったころ、運動を離れた学生の間で「階級闘争」という名前で親しまれていたといいます。[1]
手札を先に出し切るゲームは各地にあり、香港の Big Two(鋤大D)、中国の争上游、ベトナムのティエンレン(Tiến lên)、欧米の President(プレジデント)などがよく似ています。[4]
ローカルルールが多いことでも知られ、2011 年に発足した日本大富豪連盟(2020 年に一般社団法人化)は、5 つのルールを「五大公式ルール」として定めています。[5]
コンピュータの研究の題材にもなっています。電気通信大学は 2006 年から、大貧民のプログラムどうしを何千回も対戦させて強さを比べる「UEC コンピュータ大貧民大会(UECda)」を開いています。このページの上級の CPU も、大会で広まった考え方(見えない手札を乱数で決めて、最後まで打ってみて手を選ぶ)を使っています。[3]
出典
- Wikipedia「大富豪」(日本語版)(新しいタブで開きます)
- UECda 実行委員会「UEC 標準ルール」(UECda-2023)(新しいタブで開きます)
- 西野哲朗・大久保誠也「コンピュータ大貧民」(人工知能学会誌 24 巻 3 号、2009 年)(新しいタブで開きます)
- Wikipedia「Daifugō」(英語版)(新しいタブで開きます)
- 弁護士ドットコムニュース「トランプ『大富豪』の No.1 決めたい! 多すぎるローカルルール、選ばれた 5 つは?」(新しいタブで開きます)
- デイリーポータル Z「大富豪のルールが多すぎるからアンケートをとったら余計に混乱した」(2017 年)(新しいタブで開きます)
よくある質問
何人で遊べますか?
3 人か 4 人です。人数はメニューで選びます。CPU と対戦するときは、あなたが赤の席で、残りの席を CPU が打ちます。友達対戦では、人が足りない席を CPU に任せて始められます。
ジョーカーは何枚使いますか?
2 枚です(52 枚とジョーカー 2 枚の 54 枚)。ジョーカーは組や階段の中でほかの札の代わりになり、1 枚だけで出すと一番強い札です。ジョーカー 1 枚にはもう 1 枚のジョーカーでは勝てませんが、スペ 3 返しが入っていれば♠3 で返せます。
革命とは何ですか?
同じ数の札を 4 枚以上まとめて出すと、数の強さが逆になるルールです。革命中は 3 が一番強く 2 が一番弱くなりますが、ジョーカーは一番強いままです。もう一度革命が起きると元に戻ります。
8 切りやしばりを使わずに遊べますか?
はい。メニューのローカルルールの欄で、革命・8 切り・スペ 3 返し・しばり・都落ち・11 バック・反則上がりを 1 つずつ入れたり外したりできます。友達対戦では、ルームを作った人の設定で遊びます。
大富豪と大貧民は違うゲームですか?
同じゲームの呼び名の違いです。関東では「大貧民」、関西では「大富豪」と呼ぶ傾向があるという説があります。細かいルールは呼び名よりも、遊ぶ人たちのローカルルールで変わります。
優勝はどう決まりますか?
選んだ回数(3・5・7 回)を遊び、順位の点の合計が一番多い人の優勝です。4 人は 1 位から 3・2・1・0 点、3 人は 2・1・0 点です。同じ点のときは、最後の回の順位が上の人の勝ちです。
対局の統計の送信
対局の始まりと終わり、友達対戦の接続の成否、3D 表示の失敗などを、このサイトのサーバーへ送っています。どのゲームが最後まで遊ばれているか、どの端末で表示や接続に失敗しているかを調べて、不具合の修正とゲームの改良に使います。送らない場合は、下のスイッチを切ってください。
送信する情報
ゲームの種類、遊び方(CPU 戦・この端末で交代・1 人用・友達対戦)、CPU の強さ、対局の設定(五目並べとチェッカーのルール・ルドーとダイヤモンドゲームと大富豪と七並べと神経衰弱とババ抜きの人数・大富豪と七並べとババ抜きの回数)、結果、手数、対局時間の区分、友達対戦の接続の成否と再接続の回数、3D 表示の失敗と描画の速さの区分、端末の種類(スマホかどうか・メモリとコア数の区分)、ブラウザと OS の種類。
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